港町レトロが今熱い!三津浜商店街の絶品グルメと映画ロケ地の舞台裏
三津 浜 商店 街は、古い港町特有の潮風とどこか懐かしい木造の佇まいが残る愛媛県有数のレトロスポットだ。アーケードを潜ると、昭和の賑わいをそのまま引き継いだような温かい空気感と、近年新しく生まれ変わりつつある感性豊かなカフェやショップが同居している。 📖 【あわせて読みたい】 旧暦の月名を一瞬で完全暗記!語呂合わせと秘伝ストーリー記憶術
かつての港湾都市として栄えた歴史の面影をそこかしこに残しつつ、いまや全国の旅行者や映画ファンを引き寄せる三津 浜 商店 街。現地を実際に歩き、変わりゆく街並みと変わらないソウルフードの魅力を取材した。
潮風が薫るレトロな街並み:古民家リノベーションで生まれ変わる歩み
愛媛県松山市の西部、瀬戸内海を望む港町・三津。かつて四国の物流と人流を支えたこの港には、明治から昭和初期にかけて建てられた蔵や木造の商家が今も整然と並ぶ。近年、この歴史的建造物を利活用する「古民家リノベーション」が大きな盛り上がりを見せている。
使われなくなっていた築100年を超える元醤油蔵は、今や地元食材を活かしたモダンな洋菓子店へと姿を変えた。木目の温もりが残る柱や梁をそのまま活かしつつ、洗練されたインテリアが組み合わされた店内には、若い世代やファミリー層がひっきりなしに足を運ぶ。古い建物を単に壊すのではなく、物語を受け継ぎながら新しい空間へ仕立て直す工夫が、街全体に活力を生み出している。
ソウルフード「三津浜焼き」の深遠:地元客が通い詰める隠れた名店の味
散策の途中で漂ってくるのは、甘辛いソースと焦げた醤油の香ばしい匂いだ。三津浜を語るうえで絶対に外せないのが、半世紀以上にわたって地域住民の胃袋を満たしてきた「三津浜焼き」である。
一見すると広島風のお好み焼きに似ているが、三津浜焼きには独自の進化がある。クレープ状に薄く伸ばした生地の上に、味付けしたうどんや中華麺をのせ、たっぷりのキャベツと牛すじ肉(牛脂)を加える。二つ折りにした半月型で提供されるのが伝統的なスタイルだ。使い込まれた大きな鉄板を囲み、店主の手さばきを眺めながら食べる熱々の一皿は格別。地元の常連客が世間話を交わす店内には、旅人が求める「本物のローカル体験」が凝縮されている。
衝撃作『ディストラクション・ベイビーズ』の聖地:柳楽優弥が駆け抜けた路地
三津浜の街並みが持つ独特の存在感は、スクリーンを通しても強い光を放つ。その筆頭が、強烈なリアリティと暴力性で日本映画界に衝撃を与えた映画『ディストラクション・ベイビーズ』だ。
主演を務めた柳楽優弥が演じる主人公・芦原泰良が、何の理由もなく路上で喧嘩を繰り広げ、街を疾走する。その舞台として選ばれたのが、まさにこの三津浜の路上だった。潮風に晒された古びた壁や、どこへ抜けるかわからない複雑な路地裏。映画の画面から漂うひリひりとした緊張感と熱量は、この土地が持つ特有の空気感があってこそ生まれたものだ。 📖 【あわせて読みたい】 話題の「大人の文化祭」解禁!豪華出演者と熱狂体験の全貌を公開
真利子哲也監督が捉えた熱量:日本映画(邦画)のロケ地としてのリアルな魅力
本作を手掛けた真利子哲也監督は、三津浜が持つ独特の湿度や静けさ、そして港町特有の骨太なカルチャーを画面いっぱいに映し出した。優れた「日本映画(邦画)」の多くがそうであるように、ロケ地である三津浜の風景は単なる背景ではなく、作品の登場人物と同じように生きた感情を宿している。
現在、作品はAmazon Prime Videoなどの主要配信サービスでも鑑賞可能だ。画面越しにみたあの路地や港の景色をひと目見ようと、作品の公開から時間が経った今でも多くの映画ファンが「ロケ地巡礼」としてこの地を訪れる。港から差し込む西日を受けながら路地を歩けば、映画のワンシーンに入り込んだかのような錯覚を覚えるだろう。
伊予鉄道で行く最新街歩きガイド:アクセスとインバウンド活性化の最前線
旅のスタートラインとなるアクセスも快適だ。松山市中心部の大街道や松山市駅から「伊予鉄道株式会社」の郊外電車(高浜線)に乗り、約15分。三津駅で下車すれば、徒歩数分で商店街のアーケードが見えてくる。オレンジ色の車体に揺られながら車窓の風景を眺める時間も、心地よい旅の前奏曲となる。
最近では、アジア圏や欧米からの個人旅行者(FIT)の姿も目立つようになった。地域の「観光インバウンド産業」を支える取り組みとして、多言語表記のガイドマップ設置やQR決済の導入が急速に進んでいる。言葉の壁を越えて、伝統的な日本の港町文化を直接体感できる場所として国際的な評価も高まっている。
地方創生事業が切り拓く未来:伝統とモダンが交差する三津浜の挑戦
こうした街の賑わいは、偶発的なものだけではない。自治体や地元の起業家、商店街振興組合が連携して進める「地方創生事業」が大きな推進力となっている。
空き店舗を活用したお試しショップの開設や、移住希望者への丁寧なサポート体制、さらには週末ごとに開催されるクラフトマーケットなど、外部からの多様な才能を柔軟に受け入れる風土が形成された。歴史を慈しみながらも新しい挑戦を拒まない三津浜商店街。古い歴史と新しいクリエイティビティが混ざり合うこの場所は、地方の商店街が目指すべき新しい未来の姿を提示している。 📖 【あわせて読みたい】 40代女性の「かわいい」は痛い?垢抜けと大人可愛いの黄金ルール
京都ミニマル / Video Feature
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